豆知識
入れ歯は何歳から使う人が多い?メリットと注意点を解説
▼目次
入れ歯は「高齢者が使うもの」というイメージがあるかもしれませんが、年齢に関係なく必要になることもあります。歯を失う原因や本数は人それぞれで、40代や50代で入れ歯を検討する方も少なくありません。入れ歯は見た目や噛む力を補うだけでなく、将来の口腔内トラブルを防ぐ役割も持っています。 今回は、入れ歯が必要になる平均年齢や主な原因、使用することによるメリットや注意点について解説します。
1. 入れ歯は平均的に何歳から必要?
歯を失うタイミングは人それぞれですが、統計からは年齢による一定の傾向が見えてきます。特に60代を過ぎると入れ歯を使用し始める人が増える一方で、40代や50代から使い始めるケースも少なくありません。ここでは、入れ歯が必要とされる平均的な年齢について解説します。
①入れ歯の使用が増えるのは60代以降が多い
厚生労働省の調査によれば、60代から歯の本数が大きく減少し、部分入れ歯や総入れ歯を使い始める人が増えるとされています。特に70代以上では、入れ歯を使用している人の割合がさらに高まる傾向があります。
②40代・50代でも入れ歯を使う人はいる
中高年層でも、むし歯や歯周病で歯を失うと、部分入れ歯が必要になることがあります。早めに適切な治療を受けることで、残った歯を守る効果も期待できます。
③平均的な永久歯の残存本数は年齢とともに減少
日本人の永久歯の残存数は、50代で平均25本、60代で20本前後になり、70代では10本台になるという調査結果もあります。この傾向から見ても、60代前後が入れ歯を始める一つの目安といえるでしょう。
④入れ歯を早めに使い始めることで口腔機能の維持につながる
歯が抜けたまま放置すると、噛み合わせや顎の位置が変わり、さらに歯を失うリスクが高まる可能性があります。必要に応じて早めに入れ歯を使うことで、他の歯の保護や口腔機能の維持に役立つことがあります。 入れ歯が必要になる年齢は人それぞれですが、歯を失ったタイミングで早めに検討することが重要です。
2. 入れ歯が必要になる原因
入れ歯が必要になる主な理由は「歯を失ったこと」です。では、なぜ歯が抜けてしまうのでしょうか。以下に、入れ歯が必要になる主な原因を解説します。
①歯周病の進行
歯周病は日本人が歯を失う最大の原因で、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。初期症状がほとんどなく、気づいたときには重度に進行していることも少なくありません。
➁重度のむし歯
むし歯が進行して歯の根までダメージを受けると、抜歯が避けられないケースもあります。放置すると炎症が広がり、周囲の歯や歯肉にも悪影響を及ぼすことがあるため、早めの治療が重要です。
③事故や外傷による歯の喪失
転倒やスポーツなどで歯を折ったり抜けてしまった場合も、入れ歯による治療が必要になることがあります。若年層で入れ歯を使う理由として、比較的多く見られるケースです。
④先天的に歯の本数が少ない
生まれつき歯の本数が少ない「先天性欠如」の方や、生えてこない歯がある場合も、入れ歯によって歯の本数や噛み合わせを補う治療が行われる場合があります。
⑤治療を受けずに放置したことによる悪化
初期のむし歯や歯周病を放置することで、結果的に歯を失い、入れ歯が必要になるケースも少なくありません。定期的な受診と早めの対応が大切です。 歯を失う原因はさまざまですが、早期発見と継続的なケアで防げる場合も多くあります。入れ歯を使うことは、単に歯の役割を補うだけでなく、口腔内全体の健康を守るための大切な方法の一つといえるでしょう。
3. 入れ歯のメリットと注意点
入れ歯は、失った歯の機能を補い、生活の質を維持するための治療の一つです。ここでは、入れ歯のメリットと、使用時に知っておきたい注意点を解説します。
<メリット>
①噛む力の回復が期待できる
入れ歯を装着することで、食事中の噛む力を回復でき、歯が抜けたままだと噛めなかった食品も再び食べられるようになる場合があります。
②見た目が自然になりやすい
歯がない部分に人工歯が入ることで、口元の印象が自然になり、笑顔に自信が持てるようになる方もいるようです。
③残っている歯への負担を軽減できる場合がある
歯が抜けたままだと、隣の歯が倒れたり噛み合わせが乱れることがあります。入れ歯で欠損部分を補うことで、他の歯への負担が和らぐ可能性があります。
<注意点>
①慣れるまで違和感を感じる場合がある
入れ歯は人工物であるため、初めのうちは「しゃべりにくい」「噛みにくい」などの違和感を覚えることがあります。慣れるまでの期間には個人差があります。
②定期的な調整やメンテナンスが必要
長期間使っていると、歯肉や顎の形が変化し、入れ歯が合わなくなることがあります。状態に応じて、歯医者での調整や作り直しが必要になることもあります。
③清掃や取り扱いが手間に感じることもある
入れ歯は毎日外して洗浄する必要があり、清掃を怠ると口臭や歯肉の炎症につながることがあります。衛生管理を続ける意識が大切です。 入れ歯には多くのメリットがありますが、正しく使い続けるには日々の管理や定期的な通院が欠かせません。メリットと注意点を理解したうえで、自分に合った方法として取り入れていくことが大切です。
4. 京都府京都市の歯医者 京都二条たけち歯科クリニックの入れ歯治療
京都府京都市中京区の歯医者 京都二条たけち歯科クリニックでは、歯の欠損に対して、入れ歯・ブリッジ・インプラントなど多様な治療に対応しており、患者様一人ひとりに合った方法をご提案しています。
歯の欠損をそのままにしておくと、噛み合わせのバランスが崩れたり、周囲の歯が傾いたりして、将来的にさらなるトラブルを引き起こす可能性があります。だからこそ、早めに、そして自分に合った方法で補うことが大切です。なかでも入れ歯は、自然な装着感で食事や会話を楽しめる欠損治療として、多くの方に選ばれています。
<京都二条たけち歯科クリニックの入れ歯治療の特徴>
①違和感を抑えた自然なつけ心地を追求
自費診療の入れ歯では、金属床やノンクラスプデンチャーなど、薄くて丈夫で、見た目にも配慮した入れ歯をご提案しています。 装着時の異物感が少なく、食事や会話もより自然に楽しめます。
②目立ちにくい、見た目への配慮
金属のバネが見えにくいノンクラスプデンチャーや、マグネットで固定するオーバーデンチャーなど、見た目も考慮した選択肢をご用意しています。 入れ歯と気づかれにくい自然な仕上がりが特徴です。
③「合わない」を繰り返さない丁寧な調整
他院で作った入れ歯が合わなかった方にも、当院では噛み合わせやフィット感を細かく調整し、安定した使用感を目指します。 必要に応じて、新たに作り直すことも可能です。 歯の欠損治療では入れ歯やインプラント、ブリッジなど、さまざまな選択肢がある中で、「自分に合う治療はどれか」と悩まれる方も少なくありません。 京都二条たけち歯科クリニックでは、入れ歯だけでなく、ブリッジやインプラントなども含めた選択肢の中から、一人ひとりに最適な治療法をご提案しています。 現在お使いの入れ歯が合わない方、抜歯が必要で治療方法に迷っている方は、たけち歯科クリニックへご相談ください。
▽京都二条たけち歯科クリニックの入れ歯治療の詳細はこちら
まとめ
入れ歯は平均的に60代以降から使い始める方が多いですが、40代や50代でも必要になる場合があります。噛む力や見た目を回復するだけでなく、残った歯を守る役割も期待できます。治療期間が比較的短く、幅広い年齢層に適した治療方法ですが、使用やメンテナンスには注意が必要です。
京都二条たけち歯科クリニックでは、患者様一人ひとりに適した入れ歯治療をご提供しています。
京都府京都市中京区周辺で入れ歯に関してお悩みの方は、京都二条たけち歯科クリニックまでご相談ください。
監修:武知 幸久
経歴:
1989年 徳島大学歯学部卒業
1997年 たけち歯科医院開業
2011年 医療法人社団翔志会
たけち歯科クリニック開設
京都市立病院 登録医











