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スポーツ、歯科、栄養。後悔。

こんにちは、

京都市中京区 たけち歯科クリニック 経営戦略室 管理栄養士 入職5年目の栗木です。

 

私には後悔していることがあります。

 

オリンピックが終わり、もうすぐパラリンピックが開催されます。

テレビの前で手を握りしめながら、必死に選手たちを応援した方も多いのではないでしょうか。

そんな中、私が印象的だったのは、大橋選手の金メダル…はもちろんですが、大橋選手の「歯」です。

 

というのも、今回のオリンピック、例年になく「矯正」をしている選手の活躍が大きかったように感じます。

大橋選手をはじめ、今大会だと銅メダル獲得の体操の村上選手、水泳の松元選手、過去には陸上のカール・ルイス選手も矯正をしていたとテレビやニュースで報告されています。

 

なぜアスリートは矯正をするのでしょうか?

見た目がよくなるから?テレビでうつったときに気になるから?それももちろんあると思います。

 

ですが、歯科に携わる人間としてお伝えしたいのは、「噛み合わせは自己のパフォーマンスを高める重要な要素である」ということです。

 

実は20年以上前から、噛み合わせがアスリートに与える影響についての研究は世界中で行われていたのですが、実践的にお口の中の環境を整えることに着目され出したのは最近になってからだと思います。

 

私は管理栄養士なので、食事も非常に大切な練習メニューの一つであると理解していますが、まだまだ根性論や偏った知識による自己流が多いと感じます。

どれだけ運動靴や水着などの道具やトレーニング方法が改善されても、それを使う人間のコンディションが悪ければ思うような結果は望めません。

 

柔道金メダルの阿部詩選手も先日会見で、朝食の大切さを語っていました。

かくいう私も学生時代、無理なダイエットで体調を崩しました。部活動で大ケガをしました。むし歯がたくさんありました。

大学時代に栄養学を学んで、現在は歯科で働いて、「この知識があの時にあれば…」と考えることも少なくありません。

 

この後悔を、他の人にさせたくないのです。

 

なぜむし歯になるのか、なぜ噛み合わせが悪いと問題なのか、歯周病とは何か、食事がどれだけ大切か、それを幼いころから学べる環境が日本にあれば、誰もが絶好のコンディションで毎日を過ごせるのではないかと思うのです。

 

そして、その環境づくりに私も関わっていたいと強く願います。

 

歯科で働く管理栄養士として、ここで得た知識を、ご来院くださったみなさまに還元できれば幸いです。

 

みなさんは、これからどんな人生を歩まれますか?