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メンタルコーチング

こんにちは。
京都市中京区 たけち歯科クリニック 経営戦略室の栗木です。
 
今年の1月から、スポーツメンタルコーチングというスポーツに特化したコーチングを学んでいます。
先日行われた北京オリンピックで、見事金メダルに輝いた平野歩夢選手を含めた、スノーボードの選手のコーチングを行っていた方も、今私が習いに行っているセミナーの卒業生です。
 
たけち歯科では数年前から、コーチングの考え方を取り入れた教育や組織づくりを行っていますが、世間一般的にもコーチングや1on1という言葉が認知されるようになってきたように感じます。
 
従来の教え方であるティーチングとコーチングの大きな違いは、「答え」にあります。
 
どちらも1対1で話をすることはありますが、
ティーチングは「答えを教える」もしくは「定められた答えに向かって教える」手法です。
学校や塾の授業がまさしくそうですね。
 
これに対してコーチングは、「答えは相手の中に存在する」という考え方でもう一人の方と接します。
つまり、そもそもの前提が大きく異なります。
 
どちらが良い、悪いではなく、時と場合に応じてティーチングとコーチングを使い分けることが大切です。
 
ただ、ほとんどの場合でティーチングのみが行われ、コーチングをしている現場は滅多にないと思います。
 
特に体育会系では、監督やコーチの言うことが絶対で、「言うことを聞きなさい」という押し付け的なティーチングがよく見られます。
競技者ではなく、指導者の中に存在する「答え」が優先されてしまうのです。
 
もちろん、スキル向上のためのティーチングは必須です。
ですが、「こうなりたい」「こうしたい」という競技者の想いに寄り添えなければ、苦痛を与える結果となってしまいます。
 
そしてそのギャップは、いろんな職場の中でも起きていると、私は感じています。
精神的につらくなってしまう方も、少なからず目にしてきました。
 
関わり方一つで、可能性を解放できるか、殻に閉じこもってしまうか、人は繊細に変化してしまう生き物です。
 
だからこそ、このコーチングをもっとたくさんの方に知っていただきたいと、強く思います。
すべての現場で、すべての人が、自分の可能性を信じて輝ける世界になったら、きっと今よりも素敵な未来が待っているのではないでしょうか?