歯科の豆知識

予防治療で、歯科と新しいお付き合いをはじめましょう

◆後悔する前に、始めたい「予防治療」

人間だれしも「あのとき、ああしていればよかった~」と後悔することの一つや二つありますよね。その時になってみないと分からないことも沢山ありますし、ある程度予想できることも中にはあると思います。その一つに「歯に関しての後悔」はありませんか。

子供のころから甘いものが大好きで、歯医者は大嫌い!
本音を言えば、歯医者はできるだけ行きたくない。
だから、いざ行く時は「歯や歯ぐきが痛くなってから」という方が大半だと思います。

しかし、本当にそれで大丈夫ですか?

ここに興味深いアンケート結果が出ています。

 

 

【参考】PRESIDENTONLINE 「老後の後悔」ジャンル別トップ30連載の2018年1月1日号記事より
調査概要●「60歳以上の男性120名の後悔」はインターネット調査によって、一般男性より回答を得た。調査日は2017年11月16~17日。「識者の後悔&アドバイス」は第一線で活躍するベテランの専門家50人に依頼、10人より回答を得た。(調査協力=NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション)

 

 

この結果をみてもわかるように、40代のうちからメンテナンスしておくべきだった身体の部位NO1は「歯」なのです。

・歯が痛く無いから歯科医院に行く必要がない。
・食事もできるし困っていない。
・きちんと治療してある。
・毎日歯磨きしているから大丈夫。

なんて勝手に自己判断していると、何年後かには「あぁ~、ちゃんと歯を大事にしておけばよかった」という上記の結果につながっていくのです。
では「後悔」しないためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

■それには「歯の予防治療(定期検診)」がおすすめです。

健康に関して「身体の定期診断」は受けるけれど「歯の予防治療(定期検診)」を受ける方は非常に少ないのが現状です。

しかし、よく考えてみてください。
口から飲食することで栄養を体に運んでいる私達。お口の中の状態が悪くなると
噛めないことで低栄養になりやすく、免疫力も下がります。
栄養が行き渡らず健康を維持することが難しくなるのです。
「点滴や流動食でも栄養はとれる」と思うかもしれませんが、美味しさは
やはり自分の歯でしっかり噛んで食べる食事とは比べ物にならないでしょう。
「8020(80歳になっても自分の歯が20本あること)」を目指していくには、
予防治療が不可欠なのです。
 
治療したと安心していると、長い歳月を経過するうちに
・再度虫歯になってしまう。
・歯周病が進行して歯がぐらつく。
・食いしばり、歯ぎしりにより歯の根っこが割れる。
・詰め物がとれてしまう。
など様々なことが起こってきます。
このことに気づかず過ごしていたら、どうなるでしょうか?

たとえ、歯と歯ぐきのクリーニングをしたとしても、三ヶ月もすれば虫歯菌も歯周病菌も繁殖力が復活することも忘れてはいけません。
だから、定期的にお口の様子を観察することは、とても重要なのです。

■あなたもすでに予備軍かも?

若いひとにはまだピン!とこないかもしれませんが、次の結果を見てください。

 

 

【参考】2018年公益社団法人日本歯科医師会が発表した「歯科治療に関する生活者調査」part2もっと早く歯医者に
行っておけばよかった…日本人の4人に3人が後悔。という調査結果より

歯のトラブルが多い20代の治療先延ばし派の人の中には、「これまで歯科医師の治療やチェックを受けたことがない」(13.2%)という放置派が1割以上も!
「過去に治療を受けたことはあるが、現在は治療を受けていない(定期チェックもなし)」という人が54.7%という残念な結果に。

この結果が先のアンケートの内容につながっていると思いませんか。
若い頃からきちんと予防治療していれば、中年になったころに後悔することもありません。結果は必ず違うはずです。

■意識の違いにあなたの歯の健康が左右される!?

では、予防治療を行ったらどのようなメリットがあるのでしょうか。

・早期発見で治療を最小限にできる。
・歯周病やその他病気の再発や発症を未然に防ぐことができる。
・年齢を重ねても綺麗で健康な歯を維持できる。
・自分の歯で噛んで美味しい食事ができる。
・自信をもって笑顔になれる。
など、たくさんの良いことが待っています!

 ただし、ここで注意点をひとつ!。
それは「予防治療さえしていれば、虫歯にはならない!」ではないということ。
予防治療だけでは、足りないのです。普段から自分で行うブラッシングなどの「セルフケア」を怠っていては、せっかくの予防治療の効果が得られません。
ご自分に合ったブラッシング方法や、ケアのしかたを歯科衛生士から習い、常日頃のお手入れをしっかりとしていただくことが大切です。

■これからの歯科は「治療」より「予防」のために通う!

「予防治療」といっても、すでに詰めものやかぶせ物だらけで、いまさら遅くないですか?」とご心配の方、遅くありません!そういう方こそ「予防治療」で、お口のメンテナンスを継続することが大切です。

予防歯科先進国のスウェーデンでは国民の9割が健診のために歯科医院を訪れるそうです。
歯科医療費が20歳まで無料なこともあり、虫歯がなくても、子供の頃から歯科医院に通うことが当たり前になっているのは本当に素晴らしい習慣だと思います。
さすが歯の予防歯科先進国は違いますね!

もちろん普段のセルフケアも大切ですが、歯科医院で三ヶ月に一回の予防治療を受け、
「自分の歯の状態」を専門家にしっかりと診てもらい健康な歯と身体をキープ。
より充実した日常生活が送れるようしていきたいですね!

 

参考:引用 nico 2017年1月号P.10~P.23、2018年10月号P.39~P.45
クインテッセンス出版(株)