歯科の豆知識

クサイ!その白い粒ってなんですか?

 

●小さいのにひどい悪臭!謎の白い粒、その正体を暴け!

 

くしゃみや、咳をしたときに喉の奥から白い小さな粒のようなものが出たことがありませんか?
小さい粒なのに、強烈な臭いニオイを放っていて、つぶすとさらにヘドロのような悪臭が…。

これは俗に「臭い玉(においだま、くさいだま)」と呼ばれているもので、正式名称は「膿栓(のうせん)」というものです。

この臭い玉の正体は、白血球の死骸、歯周病菌をはじめとするさまざまなお口の細菌、さらに剥がれ落ちた粘膜や食べカスなどが入り混じってできたものです。

通常は食べたり飲んだりしているあいだに流れてしまい気づかないことが多いです。

 

●いったいどこにこんな悪臭の元があるのでしょうか?

 

 

 

臭い玉のすみかは、リンパ球が集まった扁桃のヒダやくぼみの中です。

たいてい1ミリくらいの小さいものですが、人によっては米粒や小豆粒くらいの大きさのものもあるようです。くぼみにとどまったままだと、石灰化してしまったり、ものすごい大きさになったりと、年齢や性別は関係なく個人差があります。

扁桃の表面には小さな穴があいています。それは効率よく細菌と戦うためにできたくぼみで「陰窩(いんか)」と呼ばれるものですが、その穴から免疫物質を出し、喉に付着する細菌を退治してくれています。

だから細菌の死骸がその穴に溜まってしまうのも原因のひとつとされています。

悪臭がするので、悪いイメージですが、陰窩の免疫機能のおかげでできるカスなので、臭い玉自体に病気の心配などはありません。

また、口呼吸をしていると口の中が乾燥し、空気中のホコリやウイルス、細菌などを直接取り込んでしまいます。それらが扁桃につくことでも増えるため、膿栓ができやすくなります。

 

なんとなく、喉の奥になにかがある感じ

歯みがきをしても口臭がおさまらない

大きく口をあけると乳白色の粒がみえる

 

このような症状がある場合は「臭い玉」も疑ってみてください。

 

ただし、大きく口をあけてみたら見える場所にあるからと、自分で取ることは危険です。
扁桃を傷つけてしまい、悪化させてしまうかもしれません。

歯科でも見える範囲ではありますが、扁桃は耳鼻いんこう科の専門領域なので、確認したい方や取りたい方は耳鼻いんこう科を受診することをおすすめします。

 

●臭い玉を予防する方法は?

 

  • お口の中を清潔に保つ

毎日の歯磨き、フロスなどを使って口内環境を清潔に保ちましょう。定期的に歯科での検診もお忘れなく!

 

  • 口呼吸をしないように鼻呼吸で!

お口の中が乾燥すると、細菌が増殖しやすくなり、空気中の細菌やウイルスなどを直接取り込みやすくなります。できるだけ鼻呼吸を意識してください。

 

  • 鼻うがい、うがいをする

定期的にうがいをすることで、臭い玉の原因にもなる食べカスやホコリ、ウイルスなどを洗い流せます。

鼻うがいで鼻から口に流すことで、普段取れない臭い玉が取れることもあります。

 

  • 免疫力の低下に気を付ける

睡眠と栄養を十分にとって、免疫力の低下を防ぎましょう。免疫力が低下すると細菌が繁殖しやすくなります。

 

 

臭い玉がでてきても、くれぐれも指でつぶさないようにしてくださいね。本当にものすごい悪臭ですから!!

臭い玉もですが、口臭にはほかにも色々な原因があります。以前のコラムでも紹介しています。ご参考にどうぞ!治らない口臭、なぜ起こる?

 

 

 

 

 

参考:

歯の教科書「あなたの口で猛威を振るう!誰にでもある悪臭の原因『臭い玉』を取る方法」